令和8年度事業計画

Ⅰ 施設概要

法人名称社会福祉法人  崎陽会
施設名称特別養護老人ホーム  長崎の家
所在地長崎県長崎市小江原1丁目36番18号
電話番号095-845-1801
施設類型介護老人福祉施設(従来型多床室)
入所定員65名
開設年月日昭和55(1980)年4月1日
経営主体社会福祉法人  崎陽会
施設長氏名古川まり子
事業年度令和8年4月1日~令和9年3月31日

Ⅱ 基本理念・基本方針

1 基本理念

「おいしく・やさしく・清潔に」を基調とした家庭的な雰囲気のなかで、利用者の人格と生命を尊重し、「食べる」という日常の営みを重要視します。経口・常食の実現に向けた栄養ケアマネジメントを通じて、豊かなホーム生活の援助に努めます。
利用者お一人おひとりが主体性を持った個人として尊重され、地域社会のなかでご家族や近隣の皆様との交流を図りながら、生き生きとした生活を営むことができるよう支援します。

2 基本方針

介護保険法その他関係法令を遵守し、利用者の尊厳を守る自立支援・重度化防止を基本に、以下の方針のもと事業を推進します。

  • 高齢者虐待防止・身体拘束廃止の徹底
  • 褥瘡予防マネジメントの継続的強化
  • 感染症・食中毒の予防およびまん延防止対策(BCP対応含む)
  • 個人情報保護の徹底と情報セキュリティの強化
  • 認知症基本法を踏まえた認知症対応力の向上
  • 口腔衛生管理の義務的実施と健康維持
  • 看取り介護体制の整備・推進(重度化対応)
  • 介護職員の処遇改善および人材確保・育成
  • ICT・介護ロボット等テクノロジーの計画的活用
  • 1法人 1施設の強みを活かした地域貢献・地域連携の深化

Ⅲ 事業運営計画

1 入所受入れ

入所指針および優先順位名簿に基づき、公正・透明な受入れを行います。空床を極小化するため、新規入所者は原則 10日以内に調整を完了します。入所待機者に対しては定期的な状況説明を行い、信頼関係を維持します。

  • 入所判定委員会を適時開催し、公正な入所選考を行います。

2 介護サービス計画の作成およびモニタリング

利用者の心身状態と介護需要を的確に把握し、個別の介護サービス計画を作成します。サービス担当者会議の充実に努め、利用者・ご家族の参加と意見表明を保障します。

  • 科学的介護情報システム(LIFE)へのデータ提出とフィードバックを活用し、エビデンスに基づくケアの質の向上を図ります。
  • モニタリングを重視し、利用者の小さな変化も見逃さず適切なサービスの提供に努めます。

3 健康管理

利用者が健康で快適な生活を営めるよう、疾病の早期発見・早期対応に努めます。看護職員と介護職員が連携した24 時間の健康観察体制を維持します。

  • 【義務】協力医療機関との連携:入所者の病状急変時の対応方法をあらかじめ取り決め、年1回以上見直しを行います。協力医療機関が第二種協定指定医療機関である場合は、新興感染症発生時の対応について協議を行います。また、協力歯科医療機関をあらかじめ定めます。

4 個別機能訓練・自立支援

機能訓練指導員が中心となり、LIFEを活用したエビデンスに基づく個別機能訓練計画を策定・実施します。ADLの維持・向上を目標とした生活リハビリを推進し、多職種協働によるアセスメントと介入を強化します。

  • 機能訓練・口腔管理・栄養管理の一体的な取り組みを推進します。

5 食事・栄養管理および口腔衛生管理

管理栄養士による個別栄養ケアマネジメントを実施し、LIFEへのデータ登録と活用を行います。
利用者一人ひとりの身体的条件・嗜好・摂食嚥下機能を考慮した食事を提供します。季節食・行事食も充実させ、食事の場を生活の喜びとして位置づけます。

  • 【義務】口腔衛生管理:入所時および入所後の定期的な口腔衛生状態・口腔機能の評価を実施します。歯科医師または歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が介護職員に対し技術的助言・指導を年2回以上行い、入所者ごとの口腔衛生管理計画を作成・更新します。

6 日常生活援助

利用者一人ひとりの生活状況・意向に応じた個別の援助を行います。自立支援の観点から「できること」を大切にし、残存機能を活かした支援を実践します。介護ロボット・センサー等の活用により、夜間の見守り強化と職員の身体的負担軽減を図ります。

7 季節行事・余暇活動等

利用者に季節感と生活リズムを感じていただくため、年間行事計画(別表参照)に基づき行事を計画的に実施します。

  • 10月の屋外ガーデンパーティ(饅頭パーティ・焼き芋パーティ)など、当施設ならではの行事を継続します。
  • 毎月実施するミュージックベルおよびハンドセラピーにより、利用者の音楽的・感覚的な活動を定期的に提供します。
  • 感染状況に応じた安全な行事運営手順を整備し、ご家族の参加機会も確保します。

8 相談活動・苦情対応・家族連携

利用者・ご家族からの相談には随時丁寧に対応し、安心して生活できる環境づくりに努めます。
苦情解決体制を整備・周知し、第三者委員の活用を含めた適正な対応を行います。

  • 身体拘束廃止・虐待防止の取り組みを定期的に評価・見直します。
  • 家族懇談会・個別面談を通じてご家族との信頼関係を強化します。

9 環境整備・安全管理・防災対策

利用者が安全かつ快適に生活できるよう、建物・設備の維持管理と清潔保持を徹底します。転倒・転落等の事故防止に向けたリスクマネジメント体制を強化し、ヒヤリハット分析を継続します。

  • 【義務】BCP(業務継続計画):感染症編・自然災害編それぞれのBCPを策定・維持し、年2回以上の研修および訓練(机上・実地を組み合わせる)を実施します。実施記録を保管し、訓練結果を踏まえ定期的に見直します。

10 記録・会議・研修

ICTを活用した介護記録の効率化・精度向上を推進します。各職種が一致団結してサービスを提供するため、申し送り・会議体制を充実させます。

  • 【義務】認知症介護基礎研修:所定の資格を有しない介護職員については、配置後1年以内に認知症介護基礎研修を受講させます。受講状況を記録・管理し、年度ごとに計画的に対応します。

11 処遇改善・人材確保

介護職員等処遇改善加算を適切に取得・配分し、職員の賃金水準の向上を図ります。1法人1施設として人材確保を最重要課題のひとつと位置づけ、定着率向上・働きやすい職場環境づくりに取り組みます。

  • ハラスメント対策、メンタルヘルスケア、ワークライフバランスの推進に取り組みます。
  • 特定技能・技能実習等を含む多様な人材の受入れ・育成体制を整備します。

12 ICT・テクノロジーの活用

介護記録システム・LIFEデータ活用・見守りセンサー・介護ロボット等を計画的に導入し、ケアの質向上と業務効率化を両立します。

  • 【義務】生産性向上委員会の設置・定期開催:利用者の安全ならびに介護サービスの質の確保および職員の負担軽減に資する方策を検討する委員会を設置し、定期的に開催します。審議内容を記録し、全職員に周知します。

13 地域との連携・社会貢献

社会福祉法人の公益的取り組みとして、地域の高齢者・家族介護者への情報提供・相談対応を行います。地域包括支援センター・居宅介護支援事業所・医療機関等との顔の見える連携を強化します。

  • 社会福祉充実残額に基づく地域公益活動計画を策定・実施します。

Ⅳ 職員配置計画

指定介護老人福祉施設の人員基準(厚生労働省令)に基づき、以下のとおり職員を配置します。

職種基準数配置数・勤務形態備考
施設長1名1名(常勤)
生活相談員1名1名(常勤)社会福祉士等
介護支援専門員1名1名(常勤)介護支援専門員
看護職員1名以上5名(常勤4・非常勤1)24時間連絡体制確保
介護職員基準以上24名(常勤)常勤換算:入所者3:1以上
機能訓練指導員1名以上1名(常勤)
管理栄養士1名1名(常勤)
栄養士1名1名(常勤)
事務必要数1名(常勤)
その他(非常勤)-4名
嘱託医-1名(嘱託)配置医師
合計-41名常勤 35名・非常勤 5名・嘱託 1名

Ⅴ 年間行事・研修・委員会計画

感染症の状況等を踏まえ、内容・時期は変更する場合があります。

区分内容4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
行事お花見●


行事端午の節句
●
行事菖蒲湯
●
行事母の日
●
行事父の日

●
行事七夕

●
行事納涼祭

●
行事敬老会

●
行事屋外ガーデンパーティ
(饅頭・焼き芋)


●
行事文化祭

●
行事ゆず湯

●
行事クリスマス・忘年会

●
行事正月お祝い

●
行事節分

●
行事ひなまつり

●
定期ミュージックベル(月次)●●●●●●●●●●●●
定期ハンドセラピー(月次)●●●●●●●●●●●●
委員会感染症対策委員会(3ヶ月毎)●
●●●
委員会身体拘束廃止・虐待防止委員会
(年2回)
●
●
委員会事故防止委員会(月次)●●●●●●●●●●●●
委員会生産性向上委員会(3ヶ月毎)●

●●●
委員会褥瘡対策委員会(3ヶ月毎)●
●●●
研修新任職員研修●

研修虐待防止・身体拘束廃止研修
(年2回)

●
●
研修感染症対策研修(年2回)●

●
研修BCP訓練・感染症編(年2回)●

●
研修BCP訓練・自然災害編
(年2回)


●
●
研修認知症介護基礎研修
(対象者随時)
●●●●●●●●●●●●
研修口腔衛生管理指導
(歯科衛生士・年2回)


●

●
研修防火・防災訓練(年2回以上)


●
●
その他協力医療機関との連携確認・届出
(年1回)
●

その他家族懇談会(年1回以上)
●
その他運営推進会議等(年2回以上)●

●

※BCP訓練は感染症編・自然災害編それぞれ年2回(計4回)実施します。
※認知症介護基礎研修は対象職員が生じた月から1年以内に受講します(随時対応)。

Ⅵ 法人経営に関する事項

1 ガバナンスの強化

当法人は1法人1施設の体制のもと、理事会・評議員会の適切な機能発揮と内部統制の強化に努めます。関係法令・通知の改正情報を速やかに収集し、適時適切に対応します。

  • 監事による業務執行の監査を適正に実施します

2 財務の透明性確保

現況報告書・財務諸表等の法定開示を適切に行い、法人の信頼性向上に努めます。

  • 社会福祉充実残額を適正に算定し、地域公益活動に係る充実計画を策定・推進します。
  • 会計処理の適正化・経理規程の遵守を徹底します。

3 経営基盤の安定化

介護報酬の適正な算定・加算取得と適切なコスト管理により安定した施設経営を目指します。設備・建物の老朽化を計画的に点検し、中長期修繕計画を策定・推進します。

  • 物価高騰に対応した適切な予算管理と経費節減に取り組みます。

令和8年3月 社会福祉法人 崎陽会

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